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及
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およぼ
ふりがな文庫
“
及
(
およぼ
)” の例文
博文館にてはそれだけにてはこの損失はつぐなひがたし出版契約書の第何条とやらに原稿につきて不都合のことあり発行者に迷惑を
及
(
およぼ
)
したる時は著作者はその責任を
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
時計
(
とけい
)
が
鳴
(
な
)
る。アンドレイ、エヒミチは
椅子
(
いす
)
の
倚掛
(
よりかゝり
)
に
身
(
み
)
を
投
(
な
)
げて、
眼
(
め
)
を
閉
(
と
)
ぢて
考
(
かんが
)
へる。
而
(
さう
)
して
今
(
いま
)
讀
(
よ
)
んだ
書物
(
しよもつ
)
の
中
(
うち
)
の
面白
(
おもしろ
)
い
影響
(
えいきやう
)
で、
自分
(
じぶん
)
の
過去
(
くわこ
)
と、
現在
(
げんざい
)
とに
思
(
おもひ
)
を
及
(
およぼ
)
すのであつた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
この
歌
(
うた
)
も
内容
(
ないよう
)
よりは、
調子
(
ちようし
)
が
流
(
なが
)
れすぎてゐるのですが、
作者
(
さくしや
)
が
月
(
つき
)
の
晩
(
ばん
)
に、さびしい
心
(
こゝろ
)
になつて、
外
(
ほか
)
にもかうした
人
(
ひと
)
があるといふことに
思
(
おも
)
ひ
及
(
およぼ
)
してゐる
心持
(
こゝろも
)
ちが、この
人
(
ひと
)
をなつかしく
感
(
かん
)
じさせます。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
孔明
(
こうめい
)
兵を
祁山
(
きざん
)
に
出
(
いだ
)
す事
七度
(
ななたび
)
なり。
匹婦
(
ひっぷ
)
の
七現七退
(
しちげんしちたい
)
何ぞ改めて怪しむに及ばんや。唯その身の事よりして人に
累
(
るい
)
を
及
(
およぼ
)
しために
後生
(
ごしょう
)
の
障
(
さわり
)
となる事なくんばよし。皆時の運なり。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
時計
(
とけい
)
が
鳴
(
な
)
る。アンドレイ、エヒミチは
椅子
(
いす
)
の
倚掛
(
よりかかり
)
に
身
(
み
)
を
投
(
な
)
げて、
眼
(
め
)
を
閉
(
と
)
じて
考
(
かんが
)
える。そうして
今
(
いま
)
読
(
よ
)
んだ
書物
(
しょもつ
)
の
中
(
うち
)
の
面白
(
おもしろ
)
い
影響
(
えいきょう
)
で、
自分
(
じぶん
)
の
過去
(
かこ
)
と、
現在
(
げんざい
)
とに
思
(
おもい
)
を
及
(
およぼ
)
すのであった。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
風土の穏和は何故にその感化を民族の心情に
及
(
およぼ
)
すことが少かつたのであらう。わたくしは他の民族との間に起つた戦争については、事態の複雑多面なるが故に
姑
(
しばら
)
く言ふことを避けやう。
冬日の窓
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
風土の穏和は何故にその感化を民族の心情に
及
(
およぼ
)
すことが少かったのであろう。わたくしは他の民族との間に起った戦争については、事態の複雑多面なるが故に
姑
(
しばら
)
く言うことを避けよう。
冬日の窓
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
及
常用漢字
中学
部首:⼜
3画
“及”を含む語句
追及
埃及諸神譜
及第
不及
埃及
過不及
普及
聞及
言及
埃及煙草
波及
及川
難及
推及
埃及王
出埃及記
及腰
埃及人
及至
不申及
...