“孔明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうめい95.8%
あなあ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
定正がアッチへ逃げたりコッチへ逃げたりするのも曹操そうそう周瑜しゅうゆに追われては孔明こうめいの智なきを笑うたびに伏兵が起る如き巧妙な作才が無い。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
うばの幾らに同情を寄せ、死せる孔明こうめいのそれならねども、何かにつけてみまかりし人の影をよび起こしてわれと争わすが、はなはだ快からざりしなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
第九十四 マカロニプデン これは西洋の孔明あなあ饂飩うどんです。長いのを四本ばかり一寸位ずつに折ってげ付かせないように一時間ほど湯煮ゆでて前の通りカスターの中へ入れます。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
西洋の孔明あなあき饂飩と俗に申しますマカロニは伊太利製を上等としてありますがつまりその国の小麦粉が饂飩に適しているからでしょう。市中の食品屋へは多く米国製のマカロニが来ています。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)