“こうめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コウメイ
語句割合
孔明60.5%
光明10.5%
公明5.3%
功名5.3%
後名5.3%
高名5.3%
孝明2.6%
後明2.6%
鴻名2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うばの幾らに同情を寄せ、死せる孔明こうめいのそれならねども、何かにつけてみまかりし人の影をよび起こしてわれと争わすが、はなはだ快からざりしなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
伝えて言う、晋の大始たいし年中、劉伯玉りゅうはくぎょくの妻段氏だんしあざな光明こうめいといい、すこぶる嫉妬ぶかい婦人であった。
楊奉の部下に、徐晃じょこうあざな公明こうめいぶ勇士がある。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
公子こうしきうやぶるるや、召忽せうこつこれし、われ(一〇)幽囚いうしうせられてはづかしめく。鮑叔はうしゆくわれもつはぢしとさず。(一一)小節せうせつぢずして・功名こうめいの・天下てんかあらはれざるをづるをればなり
しかも彼は姉はあったらしいが、後名こうめいをつぐ大事な一粒だねでもある。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
令嬢はこの高名こうめいな発明家の実験室を一目見てなんかの折に談話はなしの種にしたかつたのだ。
孝明こうめい天皇は、そういうコチコチの国粋主義者の徒党に動かされて、勅使を立てて二回までも、攘夷の勅が、幕府の要人につたえられた。
工務係の後明こうめいという妙な後光の差しそこなったような名前の男が、二人ふたりと相対して、何の話だときいたんだ。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
支考しこう乙州いっしゅうら、去来きょらいに何かささやきければ、去来心得て、病床の機嫌きげんをはからい申していう。古来より鴻名こうめい宗師そうし、多く大期たいご辞世じせい有り。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)