“二人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふたり93.8%
ににん4.3%
ふたあり0.6%
ふたかた0.6%
ふたたり0.2%
ふたん0.2%
ほたり0.2%
フタリ0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこからともなく、じい子供こども二人ふたり乞食こじきが、あるきたほうみなとまちはいってきました。
黒い旗物語 (新字新仮名) / 小川未明(著)
二人ふたりづれ、苗賣なへうり一組ひとくみが、下六番町しもろくばんちやうとほつて、かど有馬家ありまけ黒塀くろべい
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
彼は直ちに、水夫二人ふたりにかつがれて、最も震動と、轟音ごうおんのはなはだしい船首の、彼の南京虫なんきんむしだらけの巣へ連れ込まれた。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
しかしてこの系統以外に立てる画工のうちそのおもなるものをたずぬればづ指を菊川英山渓斎英泉の二人ににんに屈せざるべからず。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
江戸うまれの長女ふくは中沢彦吾なかざわひこきちの弟彦七の妻になり、男子二人ににんうち、兄は洋画家となり、弟は電信技手となった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
太郎も倉子が酔たる時は折々機嫌を取損ね打擲ちょうちゃくせらるゝ事もありと云えば二人ににんはそろ/\零落の谷底に堕落し行く途中なりとぞ。
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
黒い頭で下はふさがっている上から背伸せえのびをして見下みおろすと、はすに曲ってるむこうの石垣の角から、こん筒袖つつそでを着た男が二人ふたあり出た。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
『え、新坊さんと二人ふたありの。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「とうとうって来たのね、御婆おばあさんも。今までは御爺おじいさんだけだったのが、御爺さんと御婆さんと二人になったのね。これからは二人ふたありたたられるんですよ、貴夫あなたは」
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「……唯今、お迎いに出ます処で。……どうもね、小路の入口に、妙なお上りさんがお二人ふたかたと思いましたよ。」
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
此等これらあとから皇子わうじえました、丁度ちやうどにんらせられて、ちひさな可愛かあい方々かた/″\いとたのしげに、つてお二人ふたかたづゝんでおでになりました、いづれもみん心臟ハートかざりたてられてゐました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
をぢさん今日けふはおまへめづらしいおきやくがお二人ふたかたござんした、ときはあとからまたえやうもれません、次郎じらうさんばかりではものよわんなさらう、わたしかへるまで其処そこやすんでてをくれでないか。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
しら梅や二百六十二人ふたたり女王によわうにいます王禄の庭
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
めえ二人ふたんで行ぎあ、おっかねえこともあんめえもん……
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
林「成程どうも…しかしおけくさんはわし二人ほたり差向さしもかいでは酒を飲まねえと思いやすよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
二人フタリコロシタオヤモアル。」トカ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)