“作家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さくか33.3%
さっか25.0%
サッカ8.3%
ライター8.3%
さっけ8.3%
オーソース8.3%
ピサーチェリニッツア8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして茲にこそ氏の作家さくかとして天稟てんびん素質そしつの尊さがあるのでせう。恐らくこの點については各人に異論いろんのない事と思ひます。
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
それもただ沢山たくさんの本を読んだというだけでなく、昔のえらい学者や作家さっかの書いた本をじつに楽しんでんだのです。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)
作家サッカドウシハ、片言満了ヘンゲンマンリョウ貴作キサクニツキ、御自身ゴジシン再検サイケンネガイマス。真偽看破シンギカンパ良策リョウサクハ、一作イッサクウシナエシモノノフカサヲハカレ。「二人フタリコロシタオヤモアル。」
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
自分の机の側に椅子いすを勧めながらそこらにいる印度人たちに、「MRミスタ・タチバナ! K・三田谷サンターヤ商店の支配人マネージャー有名ポピュラー作家ライター!」
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
老僧は茶をれ、自分で栗を焼いて彼をもてなした。孝也はなにも云えなかった。無元和尚は非凡な作家さっけである、だが彼とは縁のない人であった。
月の松山 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
日本の文芸家が作家オーソース倶楽部クラブというほどの単純な組織すらも構成し得ない卑力ひりょくである事を思えば、政府の計画した文芸院のゆうに成立するのも無理はないかも知れぬ。
文芸委員は何をするか (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼女は、日本女が耳で演説をききながら下手な字で「日本ヤポーニヤ作家ピサーチェリニッツア、ユリ・チュウジォ」
三月八日は女の日だ (新字新仮名) / 宮本百合子(著)