“遺伝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いでん50.0%
うけつ25.0%
つたわ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その気質を自分でどんなにきらったろう。しかし変えることができなかったのだ。わしの祖父の血がそうなのだ。わがうじ遺伝いでんなのだ、わしの運命は不幸になるにきまっていたのだ。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
君達人間様が平生愛国者振るくせに我々大和犬族やまとけんぞくの優等なるを忘れて外国種の下等な性質を遺伝うけついだ雑種犬を珍重するとは何事だ。欧羅巴かぶれも爰に到つて殆んど沙汰の限りだ子。言語道断である。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
元始げんしの人間の血液が、ある特質の人間だけに間けつ的に遺伝つたわって、夜になるごとに、その人間は、その元始の人間の
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)