“つたわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
97.7%
遺伝2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
障子も普通なみよりは幅が広く、見上げるような天井に、血の足痕あしあともさて着いてはおらぬが、雨垂あまだれつたわったら墨汁インキが降りそうな古びよう。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかし、紋三の方では十分用心して、相手が一つの曲り角を曲るまでは、姿を現さない様にして、軒下から軒下をつたわって行った。
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
元始げんしの人間の血液が、ある特質の人間だけに間けつ的に遺伝つたわって、夜になるごとに、その人間は、その元始の人間の
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)