“つたえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
伝言10.0%
伝説10.0%
傳衞10.0%
所伝10.0%
蔦江10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつその教えんと欲するところを教え、そのつたえんと欲するところを伝え、父厳母慈ふげんぼじならびおこなわれ、外人のこれを擾乱じょうらんし、これを誘惑するの害なし。
教育談 (新字新仮名) / 箕作秋坪(著)
そこで技手の平岡ひらおかは田川お富に頼んで、お秀の現状ありさまを見届けた上、局を退くとも退かぬとも何とか決めて呉れろと伝言つたえさしたのである。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「なぜかは知らねど心迷い、むかしの伝説つたえのいとど身にしむ……。」
月明 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
高「あの、深川佐賀町二十二番地で岩延傳衞つたえと申します」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
◯エリパズは初め実験にちょうして「神は善なり」と説き、次にビルダデは所伝つたえによりて「神は義なり」と主張す。そしていずれもヨブの撃退する所となった。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
十一時に店を仕舞って、通いの女給たちは連れ立って帰っていった。四階に泊まっている蔦江つたえ・信子・かおるの三人は、夕方店を出たきり戻らない波瑠子のことを気遣いながら床に就いた。
宝石の序曲 (新字新仮名) / 松本泰(著)