蔦江つたえ)” の例文
十一時に店を仕舞って、通いの女給たちは連れ立って帰っていった。四階に泊まっている蔦江つたえ・信子・かおるの三人は、夕方店を出たきり戻らない波瑠子のことを気遣いながら床に就いた。
宝石の序曲 (新字新仮名) / 松本泰(著)