“蔦葛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つたかずら79.3%
つたかづら13.8%
つたかつら6.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泥濘(ぬかるみ)は、荊棘(とげいばら)、蔦葛(つたかずら)とともに、次第に深くなり、絶えず踊るような足取りで蟻(あり)を避けながら、腰までももぐる野象の足跡に落ちこむ。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
昼か、夜(よる)か、それもおれにはわからない。唯、どこかで蒼鷺(あをさぎ)の啼く声がしたと思つたら、蔦葛(つたかづら)に掩(おほ)はれた木々の梢(こずゑ)に、薄明りの仄(ほの)めく空が見えた。
沼 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
堪(こらへ)て吉兵衞漸々(やう/\)起上(おきあが)り大事を抱(かゝ)へし身の爰にて空(むな)しく凍死(こゞえしな)んも殘念(ざんねん)なりと氣を勵(はげ)まし四方を見廻(みまは)せば蔦葛(つたかつら)下(さが)りて有(ある)を見付是ぞ天の與(あた)へなりと二品(しな)の包みを脊負(せおひ)纒(まと)ふ葛を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)