“掩”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おお74.2%
おほ18.3%
2.9%
おい0.7%
かぶ0.7%
0.3%
0.3%
おおい0.3%
おおわ0.3%
おほう0.3%
(他:5)1.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“掩”を含む作品のジャンル比率
文学 > 文学 > 叢書 全集 選集47.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.3%
歴史 > 伝記 > 個人伝記4.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
こうなると、光秀の軍は絶えず右翼を脅威せらるることになり、中央軍の奮戦に拘わらず、敗色既におおいがたきものがあった。
山崎合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
当時孫・丁と称されたということだが、孫、丁の名は少し後に出た欧陽修・王安石・三蘇の名におおわれて、今は知る者も少い。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
枕元まくらもと火鉢ひばち戸口とぐちからではかれうす白髮しらがあたまおほうてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
然して後に六合くにのうちを兼ねて以て都を開き、八紘あめのしたおほひていへむこと、亦からずや。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
そうして、それから受ける打撃の反動として、思い切って三千代の上に、かぶさる様にはげしく働き掛けたかった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
さうして、それから受ける打撃の反動として、思ひ切つて三千代の上に、かぶさる様に烈しくはたらき掛けたかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
天井から下がっている電気灯のたま黒布くろぬの隙間すきまなくおいがしてあった。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いつ欝金うこんおいける事やら。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
食べ終ったものから順に茶碗ちゃわんはしを拭いて、布巾ふきんをその上にかぶせて、それから席を離れた。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
幾年か雨風に打たれたので、壁板したみには穴が明き、窓は壊れて、赤い壁の地膚があらわれて、家根やねは灰色に板が朽ちて処々ところどころむしろかぶせて、その上に石が載せられてあった。
越後の冬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
今はへ難くて声も立ちぬべきに、始めて人目あるをさとりてしなしたりと思ひたれど、所為無せんなくハンカチイフをきびしく目にてたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
東作は澁い茶一杯れるでもない冷たい態度で、少し茶かし加減にかう言ふのでした。
煤煙は昼も夜も絶え間なく部落の空をおおい包んだ。
黒い地帯 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
予定ではこれから大白沢山を経て景鶴山に登り、しかる後尾瀬ヶ原に下る計画であったが、山頂まで白檜の森林におおわれた藪の深い様子を眺めては、到底縦走を続ける勇気もなく、近い大白沢山もススケ峰も一瞥を与えたのみで、鞍部から猫又川へ下ってしまった。
利根川水源地の山々 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
與吉よきちしもしろおほうにはちひさな下駄げたでから/\とらしながらげるやうにけてつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
代助は、百合ゆりはなながめながら、部屋をおゝふ強いなかに、のこりなく自己を放擲ほうてきした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
船の行手に、拳程の白い雲が湧いたと思ふと、見る間にそれが空一面に擴つて、金色の太陽をかくして了つた。——よく見ると、それは雲ぢやなかつた。
散文詩 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
狭いけれども宅には庭がありますから、右の矮鶏を、かごを買って来て、庭へ出して、半月ばかり飼って置きました。
そこでこの方の鶏も庭に飼って、前のと両方、別々のかごに入れて置いた。
敵の魏延ぎえん、王平の徒は、敗軍をひいて、陽平関を守るであろうが、それに釣られて、軽々しく追い攻めをかけると、たちまち孔明が後を取って、大勢の挽回を計るにちがいない。兵法にも——帰ルイクサオオウコトナカレ、キワマルアダヲ追ウ勿レ——と戒めている。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
づうとひ寄つて来た身狭乳母ムサノチオモは、郎女の前に居たけをソビヤかして、オホひになつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「此機を織りあげて、はやうあの素肌のお身を、オホうてあげたい。」
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)