“掩隠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおいかく33.3%
おほひかく33.3%
かく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして襤縷に包み、更に油紙に包んで八つの小包にしてリヤーカーの箱の底に詰め、その上へ三尺ばかりの高さの四体の人形を積んで掩隠おおいかくした。
宮はシォールを揺上ゆりあげて鼻のなかばまで掩隠おほひかくしつ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
御頭は焼落ちて大地に有り、御身は鎔合わきあひて山のごとし、八万四千の相好は、秋の月早く五重の雲に掩隠かくれ、四十一地の瓔珞やうらくは、夜の星むなしく十悪の風に漂ふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)