“掩撃”の読み方と例文
読み方割合
えんげき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敵をなるたけ手近に引寄せておいて掩撃えんげき殺闘敵を粉韲ふんさいするにあるのだ、君の犬に対する手段は、始めはナポレオンの兵法で後にネルソンの兵法に進んだのだ、どちらかといえば
竹乃里人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
貧富の前に大手を振って歩いたのは可いが、恋という変な者に掩撃えんげきされたので、鉛の獅子ししが火に逢ったように忽ちぐにゃりとなってしまって、捕虜にされて危く自体を失わんとするに至った。
貧富幸不幸 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)