“粉韲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふんさい66.7%
ふんせい22.2%
うちくだ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
意と智と情との完成を経て来ない原始的の魂が、意と智と情とを完成した魂のために粉韲ふんさいせられるのは止むを得ないことだ。
真剣の強味 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
抽斎が本所二つ目の津軽家上屋敷から、台所町に引き返して見ると、住宅は悉くかたぶき倒れていた。二階の座敷牢は粉韲ふんせいせられてあとだにとどめなかった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
白雲はくうんひくび、狂瀾きやうらんてんをど印度洋上インドやうじやう世界せかい大惡魔だいあくまかくれなき七せき大海賊船だいかいぞくせんをば、木葉微塵こつぱみぢん粉韲うちくだいたるわが帝國軍艦ていこくぐんかん」と、神出鬼沒しんしゆつきぼつ電光艇でんくわうていとは、いまげんをならべて