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狂瀾
ふりがな文庫
“狂瀾”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きょうらん
90.0%
きやうらん
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうらん
(逆引き)
長島城中一場の惨劇は、忽ち、ここの家中の足もとから、その夜からでも、四面の国境がみな戦乱と化すような、
狂瀾
(
きょうらん
)
の心理を捲き起した。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ようやく笑いがやみそうになったら、五つになる女の子が「御かあ様、猫も随分ね」といったので
狂瀾
(
きょうらん
)
を
既倒
(
きとう
)
に何とかするという勢でまた大変笑われた。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
狂瀾(きょうらん)の例文をもっと
(18作品)
見る
きやうらん
(逆引き)
泡立
(
あはだ
)
つ
波
(
なみ
)
、
逆卷
(
さかま
)
く
潮
(
うしほ
)
、
一時
(
いちじ
)
は
狂瀾
(
きやうらん
)
千尋
(
せんじん
)
の
底
(
そこ
)
に
卷込
(
まきこ
)
まれたが、
稍
(
やゝ
)
暫
(
しばらく
)
して
再
(
ふたゝ
)
び
海面
(
かいめん
)
に
浮上
(
うかびあが
)
つた
時
(
とき
)
は
黒暗々
(
こくあん/\
)
たる
波上
(
はじやう
)
には六千四百
噸
(
とん
)
の
弦月丸
(
げんげつまる
)
は
影
(
かげ
)
も
形
(
かたち
)
もなく
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
倘
(
も
)
し、この危機に処して、一家の女房たるものが、少しく
怜悧
(
れいり
)
であつたならば、
狂瀾
(
きやうらん
)
を既に倒るゝに
翻
(
ひるがへ
)
し、危難を
未
(
いま
)
だ来らざるに
拒
(
ふせ
)
ぐは、さして難い事では無いのである。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
狂瀾(きやうらん)の例文をもっと
(2作品)
見る
“狂瀾”の意味
《名詞》
荒れ狂う大波。
物事が非常に狂乱している状態。
(出典:Wiktionary)
狂
常用漢字
中学
部首:⽝
7画
瀾
漢検1級
部首:⽔
20画
“狂瀾”で始まる語句
狂瀾怒濤
狂瀾裡
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有島武郎
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江戸川乱歩
田山花袋