“きやうらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
狂亂44.4%
狂瀾22.2%
狂乱22.2%
驚瀾11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もちまへ疳癪かんしやくしたるえがたく、智識ちしきぼうさまが御覽ごらんじたらば、ほのほにつゝまれて黒烟くろけふりにこゝろ狂亂きやうらんをりふし、こともいふことかね敵藥てきやくぞかし
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
し、この危機に処して、一家の女房たるものが、少しく怜悧れいりであつたならば、狂瀾きやうらんを既に倒るゝにひるがへし、危難をいまだ来らざるにふせぐは、さして難い事では無いのである。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
狂乱きやうらんの日の光
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
〔譯〕人一生ふ所、險阻けんそ有り、坦夷たんい有り、安流あんりう有り、驚瀾きやうらん有り。是れ氣數きすうの自然にして、つひまぬがるゝ能はず、即ち易理えきりなり。人宜しく居つて安んじ、もてあそんでたのしむべし。