“御覽”のいろいろな読み方と例文
新字:御覧
読み方割合
ごらん78.0%
ごらう15.3%
ゴラウ3.4%
がらん1.7%
ごろう1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
禮心れいごころに、あかりけておともをしませう……まち𢌞まはつて、かどまでおむかひにまゐつてもうござんす……には御覽ごらんなさいませんか。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ロレ (傍を向きて)それはおそうせねばならぬ仔細わけが、此方こちわかってをらなんだらなア!……あれ、御覽ごらうぜ、ひめ此庵こゝにわせられた。
でも、大伴と言ふお名は、御門御垣ミカドミカキと、關係深い稱へだ、と承つて居ります。大伴家からして、門垣を今樣にする事になつて御覽ゴラウじませ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
そのいはとうさんに、彼處あそこ御覽がらん、こゝを御覽ごらん、とひまして、半分はんぶんつちのついた水晶すゐしやうがそこいらにらばつてるのをしてせました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
持ち花見に出で積鬱せきうつを散じる中に和君あなたのみはかう垂籠たれこめて御本をのみおよみで有ては身體からだどくまたお目の毒に成ますればすこし戸外おもてへお出なされ青い物でも御覽ごろうじたらお氣もはれやうお目にも能らうと夫で花見を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)