“讀”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
84.0%
よみ5.3%
よん2.7%
よま2.7%
よめ1.3%
よむ1.3%
とう1.3%
どく1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は有島武郎さんの作品をんで、作品のうちににじんでゐる作者の心の世界せかいといふものゝ大きさや、強さといふものを深くかんじます。
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
立出たちいで見れば水はなく向ふのいへに話しの老人らうじん障子をひらきて書をよみゐたるに是なる可しと庭口にはぐちより進み入つゝ小腰こごしかゞまことに申し兼たれどもおみづ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「福造の手紙をよんで聞かすのも、なんやら工合がわるいが、……ほんなら中に書いてあることをざつと言うて見よう。」
鱧の皮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
これをむものもそのこゝろしてよまざるからず、涙香ルイコウ探偵小説たんていせうせつごとぞくよろこばすものにてなき由を承知しようちして一どくせばみづか妙味みようみ發見はつけんすべきなり、余はこのしよ讀者どくしや推薦すいせんするをはばからず
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
わすれんや更に貴樣は知らぬ人なりと再度ふたゝび云へば三次はあきはて嗚呼あゝよめたり長庵らうお安の一件をおれが白状せし故其惡事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
暫時しばしと止め種々さま/″\請勸ときすゝめしゆゑ澁々しぶ/\ふみ取上てふう押切おしきりよむしたがひ小夜衣は少しも知らぬ眞心まごころえ伯父長庵が惡事をなげき我身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
舞踏を善くするなにがしの如く、わが舞場に出でゝ姿勢の美をくをうらむものあり、文法に精しき某の如く、わが往々とうに代ふるに句を以てするを難ずるものあり。
これをむものもそのこゝろしてよまざるからず、涙香ルイコウ探偵小説たんていせうせつごとぞくよろこばすものにてなき由を承知しようちして一どくせばみづか妙味みようみ發見はつけんすべきなり、余はこのしよ讀者どくしや推薦すいせんするをはばからず
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)