“闕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
82.6%
けつ10.9%
かく2.2%
かけ2.2%
のぞ2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木村と往来しているある青年文士は、「どうも先生には現代人の大事な性質がけています、それは nervositéネルウォジテエ です」
あそび (新字新仮名) / 森鴎外(著)
けつという村の出身だった一少年が、先師の家で取次役をさせられていた。そこである人が、先師にたずねた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
嫜の方の朝夕ちょうせきの見舞をかくべからず。嫜の方のつとむべきわざおこたるべからず。若し嫜のおおせあらばつつしみおこなひてそむくべからず。よろずのこと舅姑に問ふて其教にまかすべし。嫜若し我をにくみそしりたまふともいかりうらむること勿れ。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
建立すこれ宮樣みやさまの始めにて一品准后の宮と稱し奉つり天子御東伐とうばつある時は宮樣を天子として御綸旨ごりんしを受る爲なり然ども天子には三種みくさの神器あり此中何れにてもかければ御綸旨を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しかるに故栗田寛先生はこの説を採らず、その新撰姓氏録考証において、「間人の意未だ考へ得ず」と記るされ、慎重なる態度を採って、所謂その疑わしきをのぞいておられるのである。
間人考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)