-
トップ
>
-
宮樣
評に曰此
護摩刀のことは
柴刀とも申よし
是は聖護院三寶院の
宮樣山入の
節諸國の
修驗先供の節
柴を
切拂て
護摩の
場所を
拵へる故に是を
柴刀とも云なり
宮は、
報徳神社といふ、
彼の
二宮尊徳翁を
祭れるもの、
石段の
南北に
畏くも、
宮樣御手植の
對の
榊、
四邊に
塵も
留めず、
高きあたり
靜に
鳥の
聲鳴きかはす。
此の
社に
詣でて
云々。
建立す
是宮樣の始めにて一品准后の宮と稱し奉つり天子御
東伐ある時は宮樣を天子として
御綸旨を受る爲なり然ども天子には
三種の神器あり此中何れにても
闕れば御綸旨を