“宮居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みやい73.7%
みやゐ26.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宮居みやいのあとはみなせ川であろうとおもわれる川にかかっている橋をこえてそれからまたすこし行ったあたりの街道からひだりへ折れたところにあった。
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
はじめて心付くと、先刻さっきながめた城に対して、稜威みいずは高し、宮居みやいの屋根。雲に連なるいらかの棟は、玉を刻んだ峰である。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ぬす逐電ちくでんし夫のみならず大門番の重五郎を殺しつみをつとなすられし殘念ざんねんさに何卒此方樣に出會であひをつとつみゆるされんと此秋葉あきは樣へ誓願せいぐわんこめたる一心とゞきて今此處ここにて出會しも嗚呼あゝかたじけなしと宮居みやゐの方を伏拜ふしをがむを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ヘープァイストスの宮居みやゐより神母さながら鷹のごと
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)