“宮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みや86.0%
ミヤ4.7%
きゅう2.7%
きゆう2.7%
きう2.0%
ぐう0.7%
みい0.7%
日カ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外に拙者と、お腰元が一人、おまつといってこれは十八、仲働きが二十六のおみやという忠義者、下女が二人、それにてつという仲間ちゅうげんがいる。
菅宮はキヤウミヤとなり、侍従はあはれ知る女になる。つまり完全に母屋は師直以下の歴史人物に奪はれてしまふのである。
由良助の成立 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おかしなことに、李陵の家族よりも司馬遷のほうが先に罪せられることになった。翌日、彼は廷尉ていいに下された。刑はきゅうと決まった。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
つて船の上から観る香港ホンコンの灯火は、全山を水晶きゆうとし其れに五彩の珠玉を綴つたともふべき壮観であつた。また両岸の灯台からは終夜探海灯で海上を照して居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
橋の上に立つて緑野の中へはて知らず白くけぶつてく下流を見渡した時、ヹルサイユきう運河キヤナルなどは児戯だと思つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
「でも、ほんとうにありがとうございました。ときに、浦島さん、あなたはりゅうぐうをごらんになったことがありますか」
浦島太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
しこの世の中からその楽を取去つたら、世の中は無い! 貫一といふ者も無い! 僕はその楽と生死しようしともにするのだ。みいさん、可羨うらやましいだらう
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)