“殯宮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひんきゅう40.0%
あらきのみや20.0%
ひんきゆう20.0%
モガリノミヤ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天皇敏達びたつが死んだときには、ひそかに、天皇の位をうばおうと企てた。重臣たちが、殯宮ひんきゅうにあつまったときに、穴穂部皇子は怒って言った。
日並皇子尊ひなみしのみこのみこと殯宮あらきのみやの時、柿本人麿の作った長歌の反歌である。皇子尊みこのみことと書くのは皇太子だからである。日並皇子尊(草壁皇子くさかべのみこ)は持統三年に薨ぜられた。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
殯宮ひんきゆう通夜つやをしてゐるやうな赤楊はんのきよ、おまへの王樣は崩御になつた、赤楊はんのきの民よ、靜かな水底みなぞこかんむりの光を探しても、うたげ歌舞かぶの響を求めても、詮ない事になつてしまつた、赤楊はんのきの王樣、今
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
此一年の間は、生死不明の時期で、古い文献を見ると、殯宮モガリノミヤ、又はあらきの宮と言うて居るが、此は此魂を附着せしめようとして居る間の、信仰行事を斥していふのである。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)