“歌舞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かぶ53.8%
アソビ30.8%
うたまい7.7%
カブ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また宴席、酒たけなわなるときなどにも、上士がけんを打ち歌舞かぶするは極てまれなれども、下士はおのおの隠し芸なるものを奏してきょうたすくる者多し。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
大きな御嶽オタケなら、其中に、別に歌舞アソビをする場処がある。久高の仲の御嶽オタケの如きが其である。併し多くは、其為に神あしゃげがある。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
京師けいしの、はなかざしてすご上臈じょうろうたちはいざらず、天下てんか大将軍だいしょうぐん鎮座ちんざする江戸えど八百八ちょうなら、うえ大名だいみょう姫君ひめぎみから、した歌舞うたまい菩薩ぼさつにたとえられる、よろず吉原よしわら千の遊女ゆうじょをすぐっても
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
花時には花を以て祭り、鼓吹コスヰ幡旗ハンキつて歌舞カブして祭る(紀一書)とあるハナイハヤの祭りは、記録のぺいぢの順序を、其儘時間の順序と見る事が出来れば幡旗と言ふ語の、見えた初めである。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)