“幡旗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんき50.0%
ばんき33.3%
ハンキ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぽんの旗、錦繍きんしゅう幡旗はんき、さっと隊を開いたかと見れば駿馬は龍爪りゅうそうを掻いて、堂々たる鞍上の一偉夫を、袁紹の前へと馳け寄せてきた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
沔陽べんよう(陝西省・漢中の西方)に式殿と九重の壇をきずいて、五色の幡旗ばんきをつらね、群臣参列のうえ、即位の典は挙げられた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
花時には花を以て祭り、鼓吹コスヰ幡旗ハンキつて歌舞カブして祭る(紀一書)とあるハナイハヤの祭りは、記録のぺいぢの順序を、其儘時間の順序と見る事が出来れば幡旗と言ふ語の、見えた初めである。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)