“幡多”の読み方と例文
読み方割合
はた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曽我の母が落人おちゅうどになって来ていたということも、この辺ではよく聞く話なのであります。(大海集。高知県幡多はた郡津大村)
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
佐川へ帰ると大いに土佐の国で採集せねばいかんと思い、佐川から西南地方の幡多はた郡一円を人足を連れて巡り、かなりの日数を費して、採集して歩いた。
実子のないものは配処に於いて介補かいほとして二人扶持を下し置かれ、幡多はた中村の蔵から渡しつかわされると云うのが三つである。九人のものは相談の上、橋詰を以て申し立てた。
堺事件 (新字新仮名) / 森鴎外(著)