“はんき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハンキ
語句割合
叛旗58.3%
幡旗12.5%
半切8.3%
半季8.3%
反旗4.2%
叛気4.2%
樊岐4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それをどう斯う云うのは恩恵おんけい深き自然に対して正しく叛旗はんきをひるがえすものである。よしたまえ、ビジテリアン諸君、あんまり陰気なおまけに子供くさい考は。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
幡旗はんきに埋められて行く車蓋しゃがい白馬はくば金鞍きんあんの親衛隊、数千兵のほこの光など、威風は道をはらい、その美しさは眼もくらむばかりだった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして後には図の下方にあるミカン半切はんきれ図が示すように、右の毛はふくろの中いっぱいに充満じゅうまんする。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
ともすとのたとへの如くなれば召使めしつかふ下女下男に至る迄一人として永くつとむる事なく一半季はんきにて出代る者多き中に久八而已のみ幼年えうねん成と雖も發明者にて殊には親に棄られたる其身の不幸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「鎮まりません。ひとたび揚げた反旗はんきを、そのままいて、安土へ帰順きじゅんいたすことなどは、決してないものと考えまする」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「丞相のおことばにたがいなく、魏延は叛気はんき満々で、むしろこの時をよろこんでおるふうだ。この上は、ご遺言どおり姜維きょういを後陣として、われらもまた、制法に従って退陣にかかろうではないか」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)