“金鞍”の読み方と例文
読み方割合
きんあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同時に——造営の事も終りぬれば——とあって、諸州の大将、文武の百官も、祝賀の大宴に招かれて、鄴城の春は車駕しゃが金鞍きんあんに埋められた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幡旗はんきに埋められて行く車蓋しゃがい白馬はくば金鞍きんあんの親衛隊、数千兵のほこの光など、威風は道をはらい、その美しさは眼もくらむばかりだった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「む。同門の友がそう朝廷の禁軍に臨み、白馬はくば金鞍きんあんを並べるなどの日がもしあったら、そいつあ、どんなに愉快だろうな」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)