“車駕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃが77.8%
くるま11.1%
しやが5.6%
すめらみこと5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかしは平家一門の車駕しゃがが軒なみのいらかに映えた繁昌のあとである。平家亡んで、源ノ頼朝、実朝さねともの幕府下にあったのもわずか二、三十年。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
車駕しやが京中に巡幸してみちひとやほとりる時、めしびとたち悲吟ひごん叫呼けうこする声を聞きたまふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
よりて以て盟ひてのたまはく、若しちかひたがはば、たちまちに朕が身をうしなはむ。皇后の盟ひたまふことた天皇の如し。丙戌ひのえいぬ車駕すめらみこと宮にかへり給ふ。己丑つちのとうし、六皇子共に天皇を大殿おほとのの前に拝みたまふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)