“しやが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
28.4%
25.5%
蹲踞20.6%
5.9%
胡蝶花3.9%
咳枯2.9%
皺嗄2.9%
皺枯2.0%
2.0%
沙河1.0%
嗄枯1.0%
洒嗄1.0%
著莪1.0%
蹲跼1.0%
車駕1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三吉は三升樽をブラ下げて、みました。五十六七、すつかり月代が色付いて、鼻も眼も口もびた、剽輕な感じのする親爺です。
障子んで山男させる、とが、しがたつひ其処までつてくれたいもの、……此方其処どころぢやい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
と、地面つた太い木根にいて、其機会にまだ新しい下駄の鼻緒が、フツリとれた。チヨツと舌鼓して蹲踞んだが、幻想もなし。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「へへへ……面白いですな、あれだから健康になりまさ。」と親達が感心して見惚れてゐると、高木氏はづかづかとやつて来た。そしてれた声で
崖には胡蝶花と熊笹とが見事に繁茂し木犀と楓の古木の聳えてゐたことを今だに記憶してゐる。
冬の夜がたり (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
その声が小さくて、咳枯れてゐて、別人の声のやうであつた。夫人は隔たつた室にゐたので、此声が聞えなかつた。小さいニノチユカがゴム毬を抱いて走つて来て、すゞしい声で云つた。
板ばさみ (新字旧仮名) / オイゲン・チリコフ(著)
それでもらか運動つてるのかのやうではなく徘徊うて皺嗄れたらしてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
誰にでも好かれて、少年の私も一番よく馴染んだことを覚えて居る。斯の下婢は私のところへ来て、すこし皺枯れたやうな、女らしい声で、みだらな流行唄をよく私に唄つて聞かせた。
(新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
平次は友吉をし乍ら、妻戀稻荷の前にみました。
落つる日が沙河の柳に残るとき青銅を立つ我が窓の峰
沙河きよし昨日の雨の流るるとのみ駅長は侮れれども
その次に行つた時は、顏の色が妙に銅色になつて、聲までが、何となく不氣味に嗄枯れて居りました。
「此處かえ。」と老人は、洒嗄れた、重くるしい聲で、「此處はの、螢が多いから、螢谷といふ處だ。」
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
四人は杉の樹の根方の処に蹲跼み、樹にもたれ、柵の処に体をおしつけてその声を聴いてゐる。声は、木曾で聴いたのよりも、どうも澄んで朗かである。
仏法僧鳥 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
車駕京中に巡幸してる時、悲吟叫呼する声を聞きたまふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)