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皺嗄
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しやが
ふりがな文庫
“
皺嗄
(
しやが
)” の例文
皺嗄
(
しやが
)
れた
殆
(
ほとん
)
ど
聴取
(
きゝと
)
れない
程
(
ほど
)
の
聲
(
こゑ
)
で、
恁
(
か
)
う
唄
(
うた
)
ふのが
何處
(
どこ
)
ともなく
聽
(
きこ
)
えた。
私
(
わたし
)
は
思
(
おも
)
はず
少
(
すこ
)
し
歩
(
あゆみ
)
を
緩
(
ゆる
)
くして
耳
(
みゝ
)
を
傾
(
かたむ
)
けた。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
それでも
幾
(
いく
)
らか
羽
(
はね
)
の
運動
(
うんどう
)
が
鈍
(
にぶ
)
く
成
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
るのか
春
(
はる
)
のやうではなく
低
(
ひく
)
く
徘徊
(
さまよ
)
うて
皺嗄
(
しやが
)
れた
喉
(
のど
)
を
鳴
(
な
)
らして
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ビユウ/\
呻
(
うな
)
り初めてからといふものは、死滅を宣伝する
皺嗄
(
しやが
)
れ声が、森の方々から走つて、鋸や規尺を持つて入り込むものが、毎日
殖
(
ふ
)
えて、森の中でも目ぼしい木は
亡びゆく森
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
皺
漢検1級
部首:⽪
15画
嗄
漢検1級
部首:⼝
13画
“皺嗄”で始まる語句
皺嗄声