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『虚弱』
ふりがな文庫
『
虚弱
(
きょじゃく
)
』
友と二人でブラリと家を出た。固より何處へ行かうといふ、的もないのだが、話にも厭きが來たので、所在なさに散歩と出掛けたのであツた。 入梅になッてからは毎日の雨降、其が辛と昨日霽ツて、庭柘榴の花に今朝は珍らしく旭が紅々と映したと思ツたも束の間、 …
著者
三島霜川
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新生」1908(明治41)年2月1日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
侍
(
ぢ
)
些
(
ちよ
)
逸
(
ゐつ
)
孰
(
どツ
)
跳
(
はづ
)
闘
(
とう
)
直
(
たゞち
)
疊
(
たたみ
)
終
(
をはり
)
而
(
そし
)
意志
(
ゐし
)
好
(
このみ
)
形容
(
けいやう
)
表
(
ひやう
)
脱
(
だつ
)
間
(
うち
)
下
(
さ
)
有
(
いう
)
返答
(
へんたう
)
軋
(
きしめ
)
光明
(
くわうめう
)
女性
(
ぢよせい
)
永久
(
えいきゆう
)
眞
(
ほ
)
蝙蝠
(
かほもり
)
舍
(
よ
)
大
(
たい
)
將來
(
せうらい
)
尚
(
ま
)
日光
(
ひざし
)
凝
(
ぢつ
)
歩
(
あゆみ
)
全
(
すべ
)
病床
(
びやうしよう
)
終
(
をは
)
終日
(
しうじつ
)
落魄
(
らくばく
)
事情
(
じゞやう
)
辛
(
やつ
)
少女
(
せうぢよ
)
矢張
(
やつぱり
)
調革
(
てうかく
)
生涯
(
しようがい
)
助長
(
ぢよてう
)
爲
(
た
)
滅
(
め
)
前
(
まへ
)
其方
(
そつち
)
歩
(
ぽ
)
聴取
(
きゝと
)
哀
(
あは
)
味
(
あぢ
)
家
(
いへ
)
間
(
あひだ
)
幸福
(
かうふく
)
徹
(
こた
)
念
(
おもひ
)
急
(
きふ
)
意味
(
ゐみ
)
丁度
(
てうど
)
憂患
(
わづらひ
)
我
(
わが
)
或
(
あるひ
)
戸外
(
こぐわい
)
午後
(
ごゝ
)
手錠
(
てじやう
)
方
(
はう
)
通
(
とほ
)
温
(
あたたか
)
轟
(
とどろき
)
特長
(
とくてう
)
何
(
な
)
臨終
(
りんじゆう
)
艶
(
なまめ
)
訊
(
たづ
)
僅
(
わづか
)
街路
(
がいろ
)
側
(
はた
)
一世
(
いつせい
)
透
(
とお
)
天井
(
てんじよう
)
失
(
うしな
)
默
(
もく
)
陰欝
(
ゐんうつ
)
妙
(
めう
)
耐
(
た
)
間
(
けん
)
等
(
ひと
)
酔
(
え
)
幅
(
はゞ
)
稍
(
や
)
達
(
たち
)
徒
(
いたづ
)
暗黒
(
あんこく
)
拜
(
おが
)
故
(
せい
)
通過
(
とほりす
)
減
(
げん
)
歎
(
なげき
)
此
(
これ
)