“眞”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
まこと33.3%
しん23.7%
21.9%
ほん7.9%
まつ6.1%
ほんと3.5%
2.6%
0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
に祈祷するものは一所懸命なり、祈祷者はその心靈に於て明らかに神と交歡す、彼自ら何を言ひ何を語りつつあるかを知らざる也。
散文詩・詩的散文 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
時、の一家は長んでゐた。その長には、下岡蓮杖んで、日本寫元祖である上野彦馬が同じくんでゐた。
何方いたツて、人の影が一つ見えるのではない。何處までもで、其の中に其處らの流の音が、夜の秘事私語いてゐるばかり。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
(笑ふ)戲談となってになったとふと! ほんに/\、千きたとても、これがれられることかいな。
良人操縱なぞ夢にも知らず、正直まつぱうをかうにかざす。知つてゐるのは、夫も癖の多い人間で、神ではおはさぬことと、もひとつ、惡魔とも懇意な小説家であるといふこと。
こんな二人 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
『まあうですか。とお手紙にも其麽事があつたつて、新太郎が言つてましたがね。お前さん達、まあ遠い所をよくお出になつたことねえ。に。』
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
然うさ、て人間といふものは然うしたものさ。ンのツぽけな理由からして素敵と大きな事件を惹起すね。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
男『フンフン、御前ハンモタケスカ。フン、ニソダチナハン。アレガラナハン、サ來ルヅギモ面白ガタンチェ。ホリヤ/\、大變ダタァンステァ。』
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)