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『こんな二人』
ふりがな文庫
『
こんな二人
(
こんなふたり
)
』
一人は太古からかれない泥沼の底の主、山椒の魚でありたいといひ、ひとりは、夕暮、または曉に、淡く、ほの白い、小さな水藻の花でありたいと言ふ、こんな二人。 一人は澎湃奔放たる濁流を望み、ひとりは山影の苔清水をなつかしむ。 『水清ければ魚すまず、 …
著者
長谷川時雨
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「女性」1927(昭和2)年6月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
細君
(
つま
)
生
(
いき
)
眞
(
まつ
)
伴侶
(
はんりよ
)
魚
(
うを
)
投
(
はふ
)
山椒
(
さんせう
)
悟入
(
ごにふ
)
望
(
のぞ
)
水
(
みづ
)
水藻
(
みづも
)
良人
(
をつと
)
胸
(
むな
)
一聯
(
いちれん
)
干物
(
ひもの
)
見當
(
みあた
)
花
(
はな
)
興覺
(
きようざ
)
太古
(
たいこ
)
對手
(
あひて
)
生命
(
いのち
)
山影
(
やまかげ
)
清
(
きよ
)
液
(
しる
)
斬死
(
きりじに
)