“悟入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごにゅう75.0%
ごにふ16.7%
はい8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この辺より悟入ごにゅうするも可なり。また成句を用ゐざるもただ目前の景物を取りて一列に並べたるばかりにても俳句にならぬ事はあらじ。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
竹田は詩書画三絶を称せられしも、和歌などはたくみならず。画道にて悟入ごにふせし所も、三十一文字みそひともじの上には一向いつかうき目がないやうなり。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
(少くも曼陀羅の境地へ悟入はいるには、思考と行動とが同伴ともなわなければいけないらしい。……少くも俺は、この紙帳の内と外とで、善悪共に、思考かんがえ且つ行動おこなったのは事実だ)
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)