“悟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さと87.6%
さとり10.6%
0.9%
0.5%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌朝よくあさきると、すでにづかれたとさとったものか、はたは、のこしのままになって、おんな姿すがたはどこへかえてえなかったのでした。
はまねこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたくしやうなものには到底たうていさとりひらかれさうにりません」とおもめたやう宜道ぎだうつらまへてつた。それはかへ二三日にさんちまへことであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
竹槍を持った男が、咽喉のどへ小柄を立て、地面をのたうっている。事情がれた。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
遠くさかのぼれば、昔慧可大師えかだいし半臂はんぴってのりを求め、雲門和尚うんもんおしょうはまた半脚を折ってに入った。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
あたしだつて人間だもの、まさかお前の心のめていないでもなかつたけれど、そこにア、それ……、かういつちや勿体もつたいないけどまつたくさ。
もつれ糸 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)