“気”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
52.6%
31.6%
12.7%
1.9%
いき0.5%
0.3%
0.2%
0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だれも、自分じぶんめるものがないとると、子供こどもは、そのそばにあった時計屋とけいやみせさきにゆきました。
角笛吹く子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
このとき、またおかしかつたのはれい平松刑事ひらまつけいじが、相変あいかわらず金魚きんぎょのことをにしていたことである。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
時雨しぐれそぼふる午下ひるすぎ火の乏しき西洋間の教授会議または編輯へんしゅう会議も唯々わけなくつらきもののうちに数へられぬ。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「だから見たも同じだといっておるじゃないか。ただし、柳生家においても、何もそう訪ねてくる者を、なく追い返すというわけではない」
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おぼながら覚えているのは、少年の頃母の埋まっているその宗源寺へ、私も遊びに行ったことがあって、その寺というのを知っているのです。
仁王門 (新字新仮名) / 橘外男(著)
なく答えはいたしまするものゝ、その慌てゝ居ります様子は直ぐ知れます、そわ/\と致してちっとも落著おちついては居ません。
侫弁ねいべんは甘くして蜜の如しというたとえの通りで、誠しやかに遣るのは丈助の得手でございますから、おぼこのおみゑは真実まことの事と思い、
塵埃ほこりたかる時分にゃあ掘出しのある半可通はんかつうが、時代のついてるところが有りがてえなんてえんで買って行くか知れねえ、ハハハ。
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
また馬様のくびもと頭をもたぐるに大力を出す、口いきを吹かば火焔を成し、そのさま地獄の兇鬼を見るに異ならず
すこし離れてこの光景ありさまを眺めると、生々なまなまとした毛皮からは白いいきの立つのが見える。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
さうして、其盲動から達したところも、一つの文学の新しい処女地ではあつたけれども、追随者の向ふ方角にどられて、自ら亦踵を返された。
それは「」という字で書いてあるもので、「け」に当る万葉仮名は「」の類と「」の類と二つにわかれているのでありますが、『万葉集』の中に「介」という字が四回使ってあり、そのうち二回は「」類の仮名を用いるべき処に、二回は「」類の仮名を用いるべき処に用いてあるのであります。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
明けて麝香じやかうと共に投げ出し取り出すたしなみの、帯はそも/\此家こゝへ来し嬉し恥かし恐ろしの其時締めし
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
立って箪笥たんす大抽匣おおひきだし、明けて麝香じゃこうとともに投げ出し取り出すたしなみの、帯はそもそも此家ここへ来し嬉し恥かし恐ろしのその時締めし
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
必ズ中途ニ迎ヘ戦ハンニ、他ノ間道ヨリ奇兵ヲ放チテ、トリデノ背後ニ廻シ、多クノ下小屋(兵舎)ヲ焼カシメナバ、中川勢火ヲ見テ、ウシロニモ戦ヒ有リト思ヒ、急ニ引退ヒキノニ浮キ立ツベシ。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)