“気持”のいろいろな読み方と例文
旧字:氣持
読み方割合
きも81.9%
きもち14.8%
きしょく1.1%
アイデア0.5%
こころ0.5%
こころもち0.5%
キモ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長吉ちょうきちおもいきってそとてゆきました。けれど、みんなといつものようにいっしょになって、愉快ゆかいあそ気持きもちになれませんでした。
残された日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
で、その白鳥はくちょうは、いまとなってみると、いままでかなしみやくるしみにさんざん出遭であったことよろこばしいことだったという気持きもちにもなるのでした。
それではイツモの通りお前の手柄を横取りするような恰好になるけに気持きしょくが悪い……のみならず今度の一件は、模様によると日田のお金奉行を相手に取るような事になろうやら知れぬ。
アメリカのほうへ気持アイデアを集中するために、つとめておれのチラチラを避けようとしたのは、まったくのところ、無理もない次第だというほかはない。
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そうして、その動悸は肉体をいためつけるような苦しいものがともなっている場合がある。よその奥さんの気持ちの中に、こんな気持こころはミジンも湧いて来ないものだろうか。
恋愛の微醺 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
「畜生ッ一行も書いてやるもんか」と言った自棄やけ気持こころもちになるのでした。
音波の殺人 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
プンクト、ナドノキミ気持キモチトオモアワセヨ。キュウキタクナクナッタ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)