“気味”のいろいろな読み方と例文
旧字:氣味
読み方割合
きみ63.6%
きび20.7%
ぎみ14.9%
きあじ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんでも夜中(よなか)すぎになると、天子(てんし)さまのおやすみになる紫宸殿(ししいでん)のお屋根(やね)の上になんとも知(し)れない気味(きみ)の悪(わる)い声(こえ)で鳴(な)くものがあります。
鵺 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そらきた、と先生急に糸をたぐり始めるから、何かかかったと思ったら何にもかからない、餌(え)がなくなってたばかりだ。いい気味(きび)だ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そして恐る/\卓子(テーブル)の下を覗き込んで見ると、自分が調弄(からかひ)気味(ぎみ)にそつと触つたのは、おとなしい姉娘のと思ひの外、お侠(きやん)な妹娘の足であつた。
「そんな寝言を聞く小六じゃない。貴様は若い侍と乙(おつ)な気味(きあじ)になったそうだが、この小六がなければ知らぬこと、無分別な浮気沙汰をいつまでもしていると、しまいには身の破滅だぞよ」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)