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乙
ふりがな文庫
“乙”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おつ
83.9%
おと
8.0%
それ
1.1%
ひとり
1.1%
かれ
1.1%
をつ
1.1%
オツ
1.1%
キノト
1.1%
シック
1.1%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おつ
(逆引き)
ちょうど、その
日
(
ひ
)
の
昼過
(
ひるす
)
ぎごろでありました。
乙
(
おつ
)
は、
顔
(
かお
)
をあげて、
沖
(
おき
)
の
方
(
ほう
)
を
見
(
み
)
ますと、まごう
方
(
かた
)
なき、なつかしい
船
(
ふね
)
の
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
ました。
幽霊船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
乙(おつ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
おと
(逆引き)
「
乙
(
おと
)
まはんかア、……あの鬼みたいな青六が村長になつて、何が
好
(
よ
)
かろぞい。」と、文吉は鍬の手を止めて、間拔けた聲で答へた。
太政官
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
乙(おと)の例文をもっと
(7作品)
見る
それ
(逆引き)
或時
(
あるとき
)
は
土方
(
どかた
)
となり、
或時
(
あるとき
)
は坑夫となって、
甲
(
それ
)
から
乙
(
それ
)
へと
際限
(
はてし
)
もなく迷い歩く
中
(
うち
)
に、二十年の月日は夢と過ぎた。彼の頭には
白髪
(
しらが
)
が
殖
(
ふ
)
えた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
乙(それ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
ひとり
(逆引き)
渓流
(
たにがわ
)
の音が遠く聞ゆるけれど、二人の耳には入らない。
甲
(
ひとり
)
の心は
書中
(
しょちゅう
)
に奪われ、
乙
(
ひとり
)
は何事か深く
思考
(
おもい
)
に沈んでいる。
恋を恋する人
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
乙(ひとり)の例文をもっと
(1作品)
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かれ
(逆引き)
震災直後の東京ではライスカレー一皿で要求に応じた女が居たと
甲
(
たれ
)
も
乙
(
かれ
)
も云う。
東京人の堕落時代
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
乙(かれ)の例文をもっと
(1作品)
見る
をつ
(逆引き)
濱萵苣
(
はまさじ
)
、すました女、おまへには道義の
匂
(
にほひ
)
がする、
秤
(
はかり
)
にかけた
接吻
(
せつぷん
)
の智慧もある、
樫
(
かし
)
の箪笥に
下着
(
したぎ
)
が十二枚、
乙
(
をつ
)
な
容子
(
ようす
)
の
濱萵苣
(
はまさじ
)
、しかも優しい
濱萵苣
(
はまさじ
)
。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
乙(をつ)の例文をもっと
(1作品)
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オツ
(逆引き)
お七だけは神女の様に天人のやうに穢すことなくそつとしておいて、何か「
乙
(
オツ
)
」な工夫はと言ふ洒落気が、とう/\こんな茶気満々たる書き物を作ることに導いたのである。
草双紙と講釈の世界
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
乙(オツ)の例文をもっと
(1作品)
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キノト
(逆引き)
退屈まぎれに、しきりに方角を日記でしらべ、やっと
甲
(
キノエ
)
乙
(
キノト
)
丙
(
ひのえ
)
丁
庚
(
かのえ
)
辛
壬
(
みずのえ
)
癸を発見した。
日記:12 一九二六年(大正十五年・昭和元年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
乙(キノト)の例文をもっと
(1作品)
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シック
(逆引き)
後者は特に交響楽に名をとっているが、食べさせるものは両方ともかなりに
乙
(
シック
)
。
踊る地平線:05 白夜幻想曲
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
乙(シック)の例文をもっと
(1作品)
見る
“乙”の解説
乙(おつ、きのと)は、十干の2番目である。
陰陽五行説では木性の陰に割り当てられており、ここから日本では「きのと」(木の弟)ともいう。
(出典:Wikipedia)
乙
常用漢字
中学
部首:⼄
1画
干支
酉
還暦
辰
辛酉
辛未
辛巳
辛卯
辛亥
辛丑
辛
納音
癸酉
癸未
癸巳
癸卯
癸亥
癸丑
癸
申
甲辰
...
“乙”を含む語句
乙女
乙卯
乙鳥
乙羽
乙州
乙亥
甲乙
天津乙女
乙丑
乙名
早乙女
乙女心
乙吉
乙子
乙御前
乙骨
石上乙麻呂
山家乙女
新田乙蔵
乙甲
...
“乙”のふりがなが多い著者
林不忘
中里介山
上司小剣
三上於菟吉
水野葉舟
三遊亭円朝
岩野泡鳴
谷譲次
二葉亭四迷
夏目漱石