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乙
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それ
ふりがな文庫
“
乙
(
それ
)” の例文
或時
(
あるとき
)
は
土方
(
どかた
)
となり、
或時
(
あるとき
)
は坑夫となって、
甲
(
それ
)
から
乙
(
それ
)
へと
際限
(
はてし
)
もなく迷い歩く
中
(
うち
)
に、二十年の月日は夢と過ぎた。彼の頭には
白髪
(
しらが
)
が
殖
(
ふ
)
えた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
この騒ぎを
聞付
(
ききつ
)
けて、町の家々でも雨戸を明けた。「賊だ、賊だ。」と叫ぶ声が
甲
(
それ
)
から
乙
(
それ
)
へと伝えられた。重太郎は哀れや
逃場
(
にげば
)
を失った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
随
(
したが
)
って彼の性質も
愈
(
いよい
)
よ
僻
(
ひが
)
んで来て、仕事を怠ける、喧嘩をする、酒を飲む、
甲
(
それ
)
から
乙
(
それ
)
へと堕落して、
果
(
はて
)
は第二の親とも云うべき角川一家の人々からも見放される
様
(
よう
)
になった。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“乙”の解説
乙(おつ、きのと)は、十干の2番目である。
陰陽五行説では木性の陰に割り当てられており、ここから日本では「きのと」(木の弟)ともいう。
(出典:Wikipedia)
乙
常用漢字
中学
部首:⼄
1画
“乙”を含む語句
乙女
乙卯
乙鳥
乙羽
乙州
乙亥
甲乙
天津乙女
乙丑
乙名
早乙女
乙女心
乙吉
乙子
乙御前
乙骨
石上乙麻呂
山家乙女
新田乙蔵
乙甲
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