“乙卯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いつぼう41.7%
きのとう33.3%
おつぼう8.3%
いつぽう8.3%
みう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安政二年乙卯いつぼう 五月、村田清風死す。十月二日、江戸大地震。藤田東湖死す。十二月十五日、獄を出て家にせらる。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「安政二年乙卯きのとう仲春、為岡本楼主人之嘱おかもとろうしゅじんのしょくのため、一勇斎国芳写」と銘を打ったひとの額面。それを巽の柱の下に群がった一かたまりが熱心にうちながめて
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この游は安政二年乙卯おつぼう四月六日に家を発し、五日間の旅をして帰ったものである。巻首に「きのとのといへるとし、同じ月始の六日」
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
天文二十四年乙卯いつぽうの春、月形城の合戦から半歳ほど過ぎた弥生やよい半ばのことであった。
安政二年乙卯みう夏、仙台鳳谷小野寺謙刊行の蝦夷えぞ地図をみると、太平洋岸の内地からは下北半島の突端大畑港と佐井港から函館へ