“乙姫”の読み方と例文
読み方割合
おとひめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——いつちく、たつちく太右衞門どんの乙姫おとひめ樣は、湯屋で押されて泣く聲聞けば、ちん/\もが/\、おひやりこ、ひやりこ——」
またその鐘の面に柄附えつきの鐘様のくぼみあり、竜宮の乙姫おとひめが鏡にせんとて、ここを採り去ったという、由来書板行して、寺で売りいたと。
それも浦島太郎と乙姫おとひめの約束事のやうなもので、二人が行き合つてみなければ、はつきりと、確かめられるわけのものでもない。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)