“窪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くぼ97.2%
くぼみ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またその鐘の面に柄附(えつき)の鐘様の窪(くぼ)みあり、竜宮の乙姫(おとひめ)が鏡にせんとて、ここを採り去ったという、由来書板行して、寺で売りいたと。
幕が開(あ)いた——と、まあ、言う体(てい)でありますが、さて唯(ただ)浅い、扁(ひらった)い、窪(くぼ)みだけで。何んの飾(かざり)つけも、道具だてもあるのではござらぬ。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
櫟(くぬぎ)から楢(なら)と眼をつけ、がさ/\と吾が踏(ふ)み分くる足下(あしもと)の落葉にも気をつけ、木を掘ったあとの窪(くぼみ)を注視し、時々立止って耳を澄ました。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
あまり倦(う)みたれば、一ツおりてのぼる坂の窪(くぼみ)に踞(つくば)いし、手のあきたるまま何ならむ指もて土にかきはじめぬ。さという字も出来たり。くという字も書きたり。
竜潭譚 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)