“落窪”の読み方と例文
読み方割合
おちくぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「かつて大橋訥庵とつあんがこうった、独怪謝安出山後、更無偉略済蒼生、と」梅田定明は頬骨の高い眼の落窪おちくぼんだ顔をつきだすようにしてそう云った
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そのころ私は毎晩母のふところいだかれて、竹取のおきなが見つけた小さいお姫様や、継母ままははにいじめられる可哀かわいそうな落窪おちくぼのお話を他人事ひとごととは思わずに身にしみて
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
「はて、面妖めんような。只事ただごとでない。」と家令を先に敷居越し、恐る恐るふすまを開きて、御容顔を見奉れば、徹夜の御目おんめ落窪おちくぼみて、御衣服おめしものは泥まぶれ、激しき御怒おいかりの気色あらわれたり。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)