“飾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かざ68.2%
かざり28.6%
めか1.0%
かざっ0.5%
しめかざ0.5%
つく0.5%
ととの0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ジョバンニは、せわしくいろいろのことを考えながら、さまざまの灯(あかり)や木の枝(えだ)で、すっかりきれいに飾(かざ)られた街を通って行きました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
幕が開(あ)いた——と、まあ、言う体(てい)でありますが、さて唯(ただ)浅い、扁(ひらった)い、窪(くぼ)みだけで。何んの飾(かざり)つけも、道具だてもあるのではござらぬ。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今日は洗い髪の櫛巻(くしまき)で、節米(ふしよね)の鼠縞(ねずみじま)の着物に、唐繻子(とうじゅす)と更紗縮緬(さらさちりめん)の昼夜帯、羽織が藍納戸(あいなんど)の薩摩筋のお召(めし)という飾(めか)し込みで、宿の女中が菎蒻島(こんにゃくじま)あたりと見たのも無理ではない。
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
ソレは抜くことは出来ない、迚(とて)もこんな長い物を。「ソリャ見たことか、抜けもせぬものを飾(かざっ)て置くと云(い)う馬鹿者があるか。 ...
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
一時は祭をさせるとか、させないとかの騒ぎが伝えられて、毎年月の始めにアーチ風に作られる〆飾(しめかざ)りが漸く七日目に町々の空へ掛った。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
玄徳には一種の容態を飾(つく)る好みがあるらしい。よく珍しい物で帽(ぼう)を結い、珠をかざる癖があるので、それをとがめたらしいのである。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
故に前年駅(はゆま)を馳(は)せて天下の神宮を増(ま)し飾(ととの)へ、去歳(こぞ)普(あまね)く天下をして釈迦牟尼仏(しやかむにぶつ)の尊像高一丈六尺なるもの各一鋪(いちふ)を造り並に大般若経一部を写さ令めき。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)