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櫛巻
ふりがな文庫
“櫛巻”のいろいろな読み方と例文
旧字:
櫛卷
読み方
割合
くしまき
70.5%
くしま
29.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くしまき
(逆引き)
時々、
内儀
(
かみ
)
さんは
櫛巻
(
くしまき
)
にした病人らしい頭をすこし
擡
(
もた
)
げて、種々雑多な物音、町を通る人の話声、遠い電車の響までも聞いた。
死の床
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
櫛巻
(
くしまき
)
に結って、黒縮緬の
紋着
(
もんつき
)
の羽織を
撫肩
(
なでがた
)
にぞろりと着て、
痩
(
や
)
せた片手を、力のない襟に挿して、そうやって、引上げた
褄
(
つま
)
を
圧
(
おさ
)
えるように
売色鴨南蛮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
櫛巻(くしまき)の例文をもっと
(43作品)
見る
くしま
(逆引き)
母は枕もとの看護婦に、
後
(
あと
)
の手当をして貰いながら、
昨夜
(
ゆうべ
)
父が云った通り、絶えず白い
括
(
くく
)
り枕の上に、
櫛巻
(
くしま
)
きの頭を動かしていた。
お律と子等と
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その様子を見るとまた
身体
(
からだ
)
でも良くないと思われて、真白い顔が少し
面窶
(
おもやつ
)
れがして、
櫛巻
(
くしま
)
きに
結
(
い
)
った
頭髪
(
あたま
)
がほっそりとして見える。
うつり香
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
櫛巻(くしま)の例文をもっと
(18作品)
見る
櫛
漢検準1級
部首:⽊
19画
巻
常用漢字
小6
部首:⼰
9画
“櫛巻”で始まる語句
櫛巻髪
検索の候補
櫛巻髪
“櫛巻”のふりがなが多い著者
近松秋江
木下尚江
泉鏡花
二葉亭四迷
林不忘
江見水蔭
島崎藤村
吉川英治
徳田秋声
森鴎外