“撫肩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なでがた89.7%
なでかた7.7%
なぜかた2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亞麻色薔薇の花、華車撫肩にひつかけた格魯謨色の輕い塵除のやうな亞麻色よりも強いと見える、僞善の花よ、無言の花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
撫肩の優しい上へ、笠の紐く、のような唇をつけて、横顔で振向いたが、しい目許を浮べて
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大きなる潰島田に紫色の結綿かけ、まだ肩揚つけし浴衣撫肩ほつそりとして小づくりなれば十四、五にも見えたり。
葡萄棚 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)