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撫然
ふりがな文庫
“撫然”の読み方と例文
読み方
割合
ぶぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぶぜん
(逆引き)
「株などはどうでも構わんが、僕は
曾呂崎
(
そろさき
)
に一度でいいから電車へ乗らしてやりたかった」と主人は喰い欠けた羊羹の
歯痕
(
はあと
)
を
撫然
(
ぶぜん
)
として眺める。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
李は
撫然
(
ぶぜん
)
として、こんな事さえ云った。が、道士の無口な事は、前と一向、変りがない。それが、李の神経には、前よりも一層、甚しくなったように思われた。
仙人
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
閑却されて、使者の役目まで
忰
(
せがれ
)
に奪われた壮士は、
撫然
(
ぶぜん
)
として忰に命令した。
旧聞日本橋:06 古屋島七兵衛
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
撫然(ぶぜん)の例文をもっと
(5作品)
見る
撫
漢検準1級
部首:⼿
15画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“撫”で始まる語句
撫
撫子
撫肩
撫育
撫下
撫養
撫付
撫民
撫斬
撫順
“撫然”のふりがなが多い著者
押川春浪
長谷川時雨
夏目漱石
泉鏡花
芥川竜之介