“撫順”の読み方と例文
読み方割合
ぶじゅん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堀部君は商会の用向きで、遼陽りょうようの支店を出発して、まず撫順ぶじゅんの炭鉱へ行って、それから汽車で蘇家屯へ引っ返して、蘇家屯かち更に渾河こんがの方面にむかった。
雪女 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
自ずと付近一帯に散在する蕃人部落を撫順ぶじゅんするための、理蕃政策の中心地にもなっているというわけである。
霧の蕃社 (新字新仮名) / 中村地平(著)
その事業のなかには、撫順ぶじゅんの大炭坑を、ロシア人とシナ人に還付すべしという請願事件もあった。
私の歩んだ道 (新字新仮名) / 蜷川新(著)